哲学者=山崎行太郎のBlog『毒蛇山荘日記』

哲学者、文芸評論家。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。元・東工大講師、元・埼玉大学講師。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『それでも私は小沢一郎を断固支持する』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『佐藤優対談集』『柄谷行人とヘーゲルとマルクス』など。緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。➡︎https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

*塩見孝也さん(左)と私。〜〜〜(下へ続く。本文を読みたい人は、ここをクリック。)

にほんブログ村 政治ブログへ

塩見孝也さん(左)と私。

10年ぐらい前に、某雑誌の企画で、元赤軍派議長の塩見孝也さんと対談したことがある。私の希望で対談したのである。対談原稿は、新刊の拙著『ネット右翼亡国論』(https://www.amazon.co.jp/dp/4802130627/ref=sr_1_10?s=books&ie=UTF8&qid=1497331446&sr=1-10)に収録してある。

私は、学生時代から、左翼嫌いで、小林秀雄三島由紀夫ドストエフスキーなどを読み漁りながら、「保守反動」を気取っていたが、左翼過激派は嫌いではなかった。今でも、私は、廣松渉柄谷行人大江健三郎を愛読している。

私は、西部邁西尾幹二櫻井よしこ等、いわゆる最近の保守の本は読まない。金と時間の無駄である。私は、小市民主義的な、穏健、愚鈍な保守より、命懸けで革命運動に邁進する頭脳明晰な左翼過激派が好きだし、尊敬している。

今では、哲学者で革マルの指導者だった黒田寛一を読んでいる。

塩見孝也さんが亡くなったと聞いて、我々の同世代の最も過激な政治活動家、思想的ヒーローがついに消え去ったたのだと思う。小銭儲けやささやかな立身出世ばかり狙っているような最近の左翼にも右翼にも、自称・保守にも、私は、興味ない。

▼▼▼▼▼▼▼▼以下引用▼▼▼▼▼▼▼▼
赤軍派議長・塩見孝也さんが死去。
2017年11月15日13時56分

 元赤軍派議長で評論活動もしていた塩見孝也さんが14日、心不全のために亡くなった。76歳だった。葬儀は未定。

 京大在学中に活動家となり、武装闘争を主張して1969年に赤軍派を結成。「よど号」ハイジャック事件(70年)など一連の赤軍派事件を首謀したとして、懲役18年の実刑判決を受け、東京・府中刑務所で獄中生活を送った。出所後、赤軍派時代の自らの武装闘争路線は誤りだったと総括。都内の市営駐車場に勤める傍ら、時代を振り返るトークショーなどに出演した。2010年には生前葬を営んで話題になった。
▲▲▲▲▲▲▲▲引用終り▲▲▲▲▲▲▲▲


f:id:yamazakikotaro:20171116105906j:plain
ネット右翼亡国論 ー桜井誠廣松渉佐藤優の接点 』(春吉書房)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4802130627/ref=s9u_simh_gw_i1?ie=UTF8&pd_rd_i=4802130627&pd_rd_r=XMH8EAR43A4X2MG0MZF1&pd_rd_w=Oh2B5&pd_rd_wg=FkuIT&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=&pf_rd_r=F4B8ZKXB5WD3EV658PBK&pf_rd_t=36701&pf_rd_p=d4802771-73ad-49b1-a154-90aaec384d3e&pf_rd_i=desktop

革命的国家論=ルソーとヘーゲル(2)ー〜〜〜(下へ続く。本文を読みたい人は、ここをクリック。)

にほんブログ村 政治ブログへ

革命的国家論=ルソーとヘーゲル(2)

若きヘーゲルは、ルソーの政治哲学と、その思想的影響下におこなわれた「フランス革命」に深い影響を受けていた。ルソーには、代表作として、『学問芸術論』、『人間不平等起源論』、『社会契約論』の三著がある。

ルソーの政治哲学は、簡単に要約すれば、「自然に還れ」「人間は原始時代、野生時代には身分差別や格差がなく平等だった」「一般意志による国家形成」というようなものだが、これらの思想は、現代の我々から見れば、ある意味では常識的な主張だろう 。


しかし、ルソーが生きた時代には、神をも恐れぬ、邪悪な異端思想であった。それ故に、ルソンは、激しい論戦に巻き込まれることになる。

大道寺将司の思い出。 三菱重工爆破事件のテロリスト=大道寺将司の追悼会の情報がネットに流れて来た。大道寺将司、懐かしい名前です。私は、政治思想的には、保守反動を名乗りながら、昔から、左翼過激派の革命家たちが好きだった。〜〜〜(下へ続く。本文を読みたい人は、ここをクリック。)

にほんブログ村 政治ブログへ

大道寺将司の思い出。

三菱重工爆破事件のテロリスト=大道寺将司の追悼会の情報がネットに流れて来た。大道寺将司、懐かしい名前です。私は、政治思想的には、保守反動を名乗りながら、昔から、左翼過激派の革命家たちが好きだった。

ネット右翼亡国論』にも収録したが、赤軍派の指導者で議長だった塩見孝也さんと対談したのも、その延長だった。私は、左翼過激派でも、穏健、且つ人道主義的な左翼陣営から排除されるかもしれないような左翼過激派の反社会的活動家たちに注目していた。

私は、森恒夫について、「小説三島由紀夫事件」の続編として、実録小説を書こうと計画したこともある。大道寺将司も忘れられない名前だ。三田誠広も、大道寺将司と大道寺あやこをモデルに小説を書いているはずである。大道寺あやこが、「絶世の美女」(?)だったことも忘れられない。

大道寺あやこも逮捕されたが、クアラルンプール事件で人質交換、超法規的手続きで釈放され、重信房子らとともに世界革命運動に参加。その後は?すでに70歳近くなっているはずだが・・・。






(続く)

にほんブログ村 政治ブログへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラからhttp://www.mag2.com/m/0001151310.html  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小生の近著(8/3)『ネット右翼亡国論』が販売開始! ⬇︎⬇︎⬇︎ ネット右翼亡国論
https://www.amazon.co.jp/dp/4802130627/ref=sr_1_10?s=books&ie=UTF8&qid=1497331446&sr=1-10

山崎行太郎が、「月刊日本」に毎号、「マルクスエンゲルス」を連載しています。「月刊日本」3月号と8月号には、適菜収との対談「言葉を破壊する安倍政権」「小池/都民ファーストの正体」が掲載されています。⬇︎ ⬇︎⬇︎
月刊日本 2017年 03 月号 [雑誌]

月刊日本 2017年 03 月号 [雑誌]

山崎行太郎の本。⬇︎
保守論壇亡国論

保守論壇亡国論

小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む

小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む

小説三島由紀夫事件

小説三島由紀夫事件

それでも私は小沢一郎を断固支持する

それでも私は小沢一郎を断固支持する

曽野綾子大批判

曽野綾子大批判

最高裁の罠

最高裁の罠

にほんブログ村 政治ブログへ


この記事の続きは、「イデオロギーから存在論へ」「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!メルマガ『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから
👉http://www.mag2.com/m/0001151310.html

山崎行太郎への緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。
👉 https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

★ 下記のブックマーク(+B)、Twitter、Facyebook(シェア)もよろしくお願いします。

革命的国家論=ルソーとヘーゲル(1)。 若きヘーゲルはルソーの信奉者だった。言うならば、ルソーは、フランス革命に多大の影響を与えた政治哲学者であったと言える。ルソーの政治哲学(共和政論)とフランス革命に影響を受けて、思索を開始したのがヘーゲルだった。一方、フランス革命に批判的で、『フランス革命の省察』を書いて、フランス革命を厳しく告発し、保守思想や保守主義を主張したのが、英国のエドモンド・バークだった。バークは、日本でも、保守や保守思想の元祖のように言われているが、私は、バークにほとんど興味がない。何

にほんブログ村 政治ブログへ

革命的国家論=ルソーとヘーゲル(1)。

若きヘーゲルはルソーの信奉者だった。言うならば、ルソーは、フランス革命に多大の影響を与えた政治哲学者であったが、そのルソーの政治哲学(共和政論)とフランス革命という歴史的大事件に深い影響を受けて、哲学的思索を開始したのがヘーゲルだったと言える。

一方、フランス革命に批判的で、『フランス革命省察』を書いて、フランス革命を厳しく告発し、革命批判の保守思想や保守主義を主張したのが、英国のエドモンド・バークだった。

バークは、西部邁の紹介などもあって、昨今は、日本でも、保守や保守思想の元祖のように言われているが、私は、バークにもバーク思想にもほとんど興味がない。何故か。バークは、フランス革命を批判する保守主義者らしく、その政治的思考が浅く、中途半端であり、思考が過激ではないからだ。むしろ、私は、思想家や哲学者としては、過激な革命思想を展開するルソーやヘーゲルの方に興味がある。

私は、昔から、左翼や左翼思想が嫌いであった。左翼や左翼思想が、穏健で、凡庸に見えた。安全な思考しかしていないように見えた 。だから、私は、左翼や左翼思想が嫌いになった。小林秀雄三島由紀夫江藤淳らの方があきらかに過激な思考を展開していた。

私は、学生時代から、私自身の思想的立ち位置としては、その頃、否定的な言葉として、論壇やジャーナリズムで頻繁に使われていた「保守反動」という旗を旗印に掲げていた。むろん皮肉を込めてである。

私は、「保守反動」的思想を誰に学んだか。たぶん、小林秀雄三島由紀夫江藤淳ドストエフスキー、二いーチェ、フロイトなどに学んだのではなかったか。つまり、私は、西部邁やバークに学んでいない。そこが、昨今の保守や保守主義者とはぜんぜん違うところだ。革命思想を取り込んでいない、人畜無害の安全な保守や保守主義に、私はなんの興味も関心もない。

たとえば、私が愛読、熟読している文学者にドストエフスキーがいるが、彼は、革命家であると同時に、頑強な反革命家であった。「俺にアレ(テロ=皇帝暗殺?)が出来るだろうか」と問うドストエフスキーの『罪と罰』は、あきらかに革命小説である。だが、後期の作品、『悪霊』や『作家の日記』などで展開される議論は、反革命論=革命批判である。
革命と反革命が同居している。ドストエフスキーの中には私が、高校生時代から現在まで、愛読=熟読してきた小林秀雄大江健三郎江藤淳三島由紀夫吉本隆明というような文学者は、私の観るところでは、ほぼドストエフスキーと同じ思想の持ち主たちであある。私は、福田恒存もバークも西部邁も、共感しつつ読んだことはない。何かが違うと思う。

だから、私は、三島由紀夫の「反革命宣言」(『文化防衛論』)には、共感出来た。三島由紀夫の保守思想には、過激な革命思想が内在化されている。三島由紀夫は、東大紛争の頃、東大のバリケードに中に乗り込んでいき、東大全共闘の学生たちと、半ば意気投合しつつ討論を行っている。何故、三島由紀夫は、身内の「楯の会」の学生たちではなく、敵側と思われる東大全共闘の学生たちの元へ駆けつけたのか?興味深い問題だ。

三島由紀夫には、過激な左翼革命思想に共感するものがあったのか?あったのだと私は思う。昨今の保守や保守思想には、革命思想が内在化されていない。現状維持的な凡庸な保守思想しかない。

(続く)

続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから➡︎http://www.mag2.com/m/0001151310.html



(続く)

f:id:yamazakikotaro:20171110102823j:plain
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4802130627/ref=s9u_simh_gw_i1?ie=UTF8&pd_rd_i=4802130627&pd_rd_r=XMH8EAR43A4X2MG0MZF1&pd_rd_w=Oh2B5&pd_rd_wg=FkuIT&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=&pf_rd_r=F4B8ZKXB5WD3EV658PBK&pf_rd_t=36701&pf_rd_p=d4802771-73ad-49b1-a154-90aaec384d3e&pf_rd_i=desktop


(続く)

にほんブログ村 政治ブログへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラからhttp://www.mag2.com/m/0001151310.html  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小生の近著(8/3)『ネット右翼亡国論』が販売開始! ⬇︎⬇︎⬇︎ ネット右翼亡国論
https://www.amazon.co.jp/dp/4802130627/ref=sr_1_10?s=books&ie=UTF8&qid=1497331446&sr=1-10

山崎行太郎が、「月刊日本」に毎号、「マルクスエンゲルス」を連載しています。「月刊日本」3月号と8月号には、適菜収との対談「言葉を破壊する安倍政権」「小池/都民ファーストの正体」が掲載されています。⬇︎ ⬇︎⬇︎
月刊日本 2017年 03 月号 [雑誌]

月刊日本 2017年 03 月号 [雑誌]

山崎行太郎の本。⬇︎
保守論壇亡国論

保守論壇亡国論

小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む

小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む

小説三島由紀夫事件

小説三島由紀夫事件

それでも私は小沢一郎を断固支持する

それでも私は小沢一郎を断固支持する

曽野綾子大批判

曽野綾子大批判

最高裁の罠

最高裁の罠

にほんブログ村 政治ブログへ


この記事の続きは、「イデオロギーから存在論へ」「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!メルマガ『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから
👉http://www.mag2.com/m/0001151310.html

山崎行太郎への緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。
👉 https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

★ 下記のブックマーク(+B)、Twitter、Facyebook(シェア)もよろしくお願いします。

「勝ち組」共同幻想論。 人間には、自分たちも「勝ち組」になりたいという心理や欲望はあるだろうことはよくわかるが、現実的には明らかに「負け組」であるにもかかわらず、自分たちこそ「勝ち組」の一員であると思い込みたい心理や欲望もあるらしいことは、あまりよくわからない。「負け組」であるという悲惨な現実を、一時的にでも忘れたい、そして「勝ち組」幻想に酔いたいという心理や欲望が、人間の深層心理に潜んでいるのだろうか?〜〜〜(下へ続く。本文を読みたい人は、ここをクリック。)

にほんブログ村 政治ブログへ


「勝ち組」共同幻想論

人間には、自分たちも「勝ち組」になりたいという心理や欲望はあるだろうことはよくわかるが、現実的には明らかに「負け組」であるにもかかわらず、自分たちこそ「勝ち組」の一員であると思い込みたい心理や欲望もあるらしいことは、あまりよくわからない。「負け組」であるという悲惨な現実を、一時的にでも忘れたい、そして「勝ち組」幻想に酔いたいという心理や欲望が、人間の深層心理に潜んでいるのだろうか?


私が、政治や政治家に興味を持っているのは、そこに「人間存在論」の問題が露骨に現れているからだ。「人間存在論」の問題とは、「人間の弱さ」の部分といってもいい。たとえば、今回の解散総選挙騒動で、主義主張を変えてでも、選挙で勝ち残ることを目指して、民進党から「希望の党」を移った議員たちである。明らかに「人間の弱さ」を露呈させた場面であった。しかし、もちろん私は、それを暴き出して、嘲笑したいわけではない。人間は、パスカルの言葉を持ち出すまでもなく、そもそも弱いものである。


ところで、昨今、テレビや新聞紙など、論壇やジャーナリズムの世界に、あまり売れていない漫画家や漫才師、落ち目のタレントやお笑い芸人、そしてとても大企業とは言えないような中小企業経営者などによる、薄っぺらな体制迎合的「安倍政権擁護論」や「野党共闘蔑視論」が目立つ。彼らを見て、「勝ち組」と思うものはそんなにいないだろうと思うが、彼等の脳内では、現実は逆のようだ。彼等はさかんに「勝ち組」幻想を振りまきつつ、「負け組」バッシングを繰り返している。


現実には「負け組」であるにもかかわらず、「勝ち組」幻想に酔うことができる。現実には政府や権力者から無視され、見捨てられているにもかかわらず、政府や権力者を擁護し、賛美する。私には、そこが面白い。人間存在の面白さ、人間存在の不可解さである。もちろん逆も成り立つ。現実には「勝ち組」であるにもかかわらず、共産党や弱小野党を支持し、賛美するという具合に。


そこで、私が、連想するのは、吉本隆明の『マチウ書試論』の一節である。そこで、吉本隆明は、吉本隆明の根本思想とも言うべき「関係の絶対性」論を展開している。

人間は、狡猾に秩序をぬってあるきながら、革命思想を信じることもできるし、貧困と不合理な立法をまもることを強いられながら、革命思想を嫌悪することも出来る。自由な意志は選択するからだ。しかし、人間の情況を決定するのは関係の絶対性だけである。ぼくたちは、この矛盾を断ちきろうとするときだけは、じぶんの発想の底をえぐり出してみる。そのとき、ぼくたちの孤独がある。孤独が自問する。革命とは何か。もし人間の生存における矛盾を断ちきれないならばだ。(吉本隆明『マチウ書試論』)


吉本隆明がここでいっていることは、人間の意志による決断や判断は、あまり、^_^当てにならないということである。つまり、その人間の置かれた情況=現実と、その人間の思想とは関係ないということだ。そこで、重要なのは人間の意志を超えた「関係の絶対性」だというわけだ。



秩序にたいする反逆、それへの加担というものを、論理に結びつけ得るのは、ただ関係の絶対性という視点を導入することによってのみ可能である。


たとえば今回の解散総選挙における立憲民主党枝野幸男らの政治判断や決断は、素晴らしいものと絶賛されている。その結果、選挙民の支持によって選挙に勝ったように見える。自分たちの主義主張を貫いたというわけである。しかし、どうだろうか。本当は、自分たちの自由意志による判政治断を貫いたわけではない。


希望の党」に参加した者たちも、「希望の党」に参加したかったが、小池百合子に拒否され、排除されたために、新党=立憲民主党の結成,、新党の立ち上げに追い込められた者たちも、関係の絶対性に振り回されただけである。そこには自由意志はない。あるのは関係の絶対性である。



小林秀雄は、そういう関係の絶対性を「宿命」と呼んだ。フロイドは、「無意識」と呼んだ。自由意志とは呼ばなかった。人間の思考や判断を決定するのは関係の絶対性である。



敢えて言うならば、小池百合子前原誠司小沢一郎だけが、自由意志による政治判断をを貫こうとして大失敗した、ということになる。私が、彼等の「大失敗」に関心を持つのはそいう理由がある。
(続く)

f:id:yamazakikotaro:20171108233907j:plain





にほんブログ村 政治ブログへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラからhttp://www.mag2.com/m/0001151310.html  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小生の近著(8/3)『ネット右翼亡国論』が販売開始! ⬇︎⬇︎⬇︎ ネット右翼亡国論
https://www.amazon.co.jp/dp/4802130627/ref=sr_1_10?s=books&ie=UTF8&qid=1497331446&sr=1-10

山崎行太郎が、「月刊日本」に毎号、「マルクスエンゲルス」を連載しています。「月刊日本」3月号と8月号には、適菜収との対談「言葉を破壊する安倍政権」「小池/都民ファーストの正体」が掲載されています。⬇︎ ⬇︎⬇︎
月刊日本 2017年 03 月号 [雑誌]

月刊日本 2017年 03 月号 [雑誌]

山崎行太郎の本。⬇︎
保守論壇亡国論

保守論壇亡国論

小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む

小林秀雄とベルクソン―「感想」を読む

小説三島由紀夫事件

小説三島由紀夫事件

それでも私は小沢一郎を断固支持する

それでも私は小沢一郎を断固支持する

曽野綾子大批判

曽野綾子大批判

最高裁の罠

最高裁の罠

にほんブログ村 政治ブログへ


この記事の続きは、「イデオロギーから存在論へ」「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!メルマガ『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから
👉http://www.mag2.com/m/0001151310.html

山崎行太郎への緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。
👉 https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

★ 下記のブックマーク(+B)、Twitter、Facyebook(シェア)もよろしくお願いします。