文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

2019-05-08から1日間の記事一覧

『南洲伝』覚書(7)ー明治天皇と西郷南洲。 我が師=江藤淳先生の『南洲残影』は 、「偉大なる敗北者=西郷隆盛 」を主題として描いている。「失敗への情熱 」を心中深くに秘めながら、まっしぐらに破滅=自滅へと突き進んでいく西郷南洲。歴史学者たちには、そういう発想はない。歴史的史料や文献をいくら正確に読み込んだとしても、そんなことは何処にも書いていない。では、書いていないことは、なかったことなのか。歴史学者にとっては、それでいいだろう。しかし、人間にとって「 歴史」とは、そういうものではない。「 歴史

・・・・・・・・・ 『南洲伝』覚書(7)ー明治天皇と西郷南洲。我が師=江藤淳先生の『南洲残影』は 、「偉大なる敗北者=西郷隆盛 」を主題として描いている。「失敗への情熱 」を心中深くに秘めながら、まっしぐらに破滅=自滅へと突き進んでいく西郷南洲。歴…