文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

2019-05-16から1日間の記事一覧

『南洲伝』覚書(13)ー西郷南洲と重野安繹。 西郷が、安政6年1月12日、奄美大島の龍郷村に着いた時、33歳、迎えの船が、阿淡崎港にやって来たのが、文久2年1月12日で、西郷は36歳になっていた。つまり、合計3年もの間、奄美大島という孤島に閉じ込められていたことになる。この時代に3年間の空白は長い。時代は、西郷の存在など無視して、激しく動いていた。しかし、西郷にとって、この3年間は、あるいは、再度の島流しの時代の2年間と合わせて5年間は、無駄な5年間ではなかった。ある意味では、豊かな5年間であった。学問

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