文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

2019-05-18から1日間の記事一覧

『南洲伝』覚書(14)ー西郷南洲と重野安繹。 奄美大島時代、西郷の話し相手として、学者・重野安繹(しげの=やすつぐ )がいたことは、重要である。しかも、この重野は、西郷の証言者としても重要である。寝食を共にしたというわけではないが 、かなり頻繁に交流し、二人は、会っている時は、昼夜を問わず、話し込んでいる。雑談や世間話に明け暮れていたわけではないだろう。漢学や漢詩にも造詣が深い学者・重野安繹を相手に、西郷が学ぶことは少なくなかっただろう。重野も、昌平黌でも優秀な成績をおさめて、安井息軒などに高く評価され

・・・ 『南洲伝』覚書(14)ー西郷南洲と重野安繹。 奄美大島時代、西郷の話し相手として、学者・重野安繹(しげの=やすつぐ )がいたことは、重要である。しかも、この重野は、西郷の証言者としても重要である。寝食を共にしたというわけではないが 、かなり頻…