文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

2019-06-06から1日間の記事一覧

『南洲伝』覚書(26)ー西郷南洲と重野安繹。 重野安繹(しげの=やすつぐ )は、西郷の「 学問 」についても「証言 」している。重野によれば、西郷は、「秩父くずれ 」、あるいは「 近思録くずれ 」と呼ばれていた薩摩藩内の派閥抗争事件で、弾圧された陽明学系の教師たちから多くを学んでいた。それは、同じような朱子学とはいえ、理論より実践を重んじるグループだった。重野安繹のような正統派朱子学を学んだ者に言わせるならば、「 負け犬の学問 」であった。しかし、それ故に、薩摩藩内の派閥事件「 近思録崩れ事件」

・・・・・・・ 『南洲伝』覚書(26)ー西郷南洲と重野安繹。 重野安繹(しげの=やすつぐ )は、西郷の「 学問 」についても「証言 」している。重野によれば、西郷は、「秩父くずれ 」、あるいは「 近思録くずれ 」と呼ばれていた薩摩藩内の派閥抗争事件で、弾…