文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

2019-06-07から1日間の記事一覧

小林秀雄とベルグソンとマルクス(続 )。 マルクスは『資本論』の序文で、こう書いてる。 《でき上がった生体を研究するのは、生体細胞を研究するよりやさしいからである。そのうえに、経済的諸形態の分析では、顕微鏡も科学的試薬も用いる わけにはいかぬ。抽象力なるものがこの両者に代らなければならぬ。 》(『資本論』第一版の序文 ) 「 顕微鏡も科学的試薬 も用いるわけにはいかぬ」とは、どういうことだろうか。マルクスは、ここで、科学的方法も、あるいは実証的方法も 実験的方法も、役にたたないと言っているように

・・・・・・・ 小林秀雄とベルグソンとマルクス(続 )。 マルクスは『資本論』の序文で、こう書いてる。 《でき上がった生体を研究するのは、生体細胞を研究するよりやさしいからである。そのうえに、経済的諸形態の分析では、顕微鏡も科学的試薬も用いる わ…