山崎行太郎(哲学者、文芸評論家)-Blog……『毒蛇山荘日記』

山崎行太郎(やまざき.こうたろう)。哲学者、文芸評論家。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学を経て現職。「西南塾=政治哲学研究会」主宰。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『 江藤淳と小沢一郎』『保守論壇亡国論』『 曽野綾子大批判』『 最高裁の罠』『ネット右翼亡国論』『 エセ保守が日本を滅ぼす』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『適菜収対談集ーエセ保守が日本を滅ぼす』『柄谷行人とヘーゲルとマルクス』など。

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貨幣の形而上学とは何か?柄谷行人と貨幣の形而上学


「貨幣形態が価値形態を覆い隠す」と柄谷行人が書いている。私の考えでは、貨幣形態とは「理論」や「尺度」である。これに対して、価値形態とは現実そのものであり、厳密に言うと「存在論的現実」である。つまり貨幣の形而上学とは、「貨幣」という尺度や理論で、存在論的現実を解釈し、裁断することである


貨幣の形而上学とは、現実を直視することより、理論や公式を優先する思考のことである。マルクスが『資本論』でやろうとしたことは、理論や公式にとらわれて、現実を直視できない人たちの思考を脱構築することだった。



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