哲学者=山崎行太郎ブログ『毒蛇山荘日記』

哲学者、文芸評論家。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。元・東工大講師、元・埼玉大学講師。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『それでも私は小沢一郎を断固支持する』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『佐藤優対談集』『柄谷行人とヘーゲルとマルクス』など。緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。➡︎https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

司馬史観とは何か。司馬史観に何処が間違っているのか? 司馬遼太郎の『最後の将軍』を読む。〜(下へ続く。続きを読みたい人は、ここをクリック。)

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司馬史観とは何か。司馬史観に何処が間違っているのか? 司馬遼太郎の『最後の将軍』を読む。

司馬遼太郎の『最後の将軍』は不思議な小説である。徳川幕府を最終的に解体=崩壊=自滅させた最後の将軍(徳川慶喜)を、崩壊=自滅させた責任者として告発するのではなく、賛美、賞賛する小説だからである。


徳川慶喜を讃美する司馬遼太郎の価値基準はどういうものか?それは、「近代化」であるように見える。徳川慶喜は、徳川幕府を崩壊させた戦犯として告発するのではなく、明治維新=近代化を実現した革命家として賞賛に値するというわけだ。大政奉還が、美化されることになる。


徳川慶喜は、その顔写真を見れば分かるように、明らかに「優柔不断」な公家顔である。しかし、司馬遼太郎は、現実を直視しているように見せかけるために 、

(続く)


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