哲学者=山崎行太郎のBlog『毒蛇山荘日記』

哲学者、文芸評論家。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。元・東工大講師、元・埼玉大学講師。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『それでも私は小沢一郎を断固支持する』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『佐藤優対談集』『柄谷行人とヘーゲルとマルクス』など。緊急連絡(レポート)は、メールフォームからお願いします。➡︎https://ws.formzu.net/fgen/S49964599

核武装論争と不倫報道。昨日は、都内某所で、「安倍批判」というテーマで、適菜収氏と対談した。「月刊日本」10月号に掲載される予定だ。〜〜〜(下へ続く。本文を読みたい人は、ここをクリック。)

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〜以下本文〜

核武装論争と不倫報道。
昨日は、都内某所で、「安倍批判」というテーマで、適菜収氏と対談した。「月刊日本」10月号に掲載される予定だ。編集部では、近く「適菜収/山崎行太郎対談集」として書籍化も考えているらしいので、ご期待いただきたい。


ところで、日本のマスコミは、政治の中心的テーマとして不倫報道を続けている。そして視聴者もそれを歓迎しているように見える。今までは、不倫報道といっても、政治的に何の影響力も持たない末端議員の不始末というレベルのスキャンダル報道だったが、「民進党幹事長候補」の「山尾志桜里不倫報道」にいたって、遂に、政界の中枢のスキャンダル報道になってきた。


一方では、北朝鮮のミサイル発射と核武装化の問題が報道されているが、そこにも、リアリティが感じられない。おそらく、日本の政治家もジャーナリストも学者思想家達も、同じようなものであろう。北朝鮮のミサイル発射と核武装化の問題も、政治家や芸能人の不倫報道とたいして違いはない。北朝鮮のミサイル発射と核武装化の問題も、不倫報道も、要するに、面白いネタに過ぎないのだ。深刻みなど微塵もない。


米国の日本占領政策に、「スリーS作戦(スポーツ?/セックス?/スキャンダル?」というものがあったとかなかったとか言われているが、おそらく、当時の関係者たちは、現在の日本の「思想状況」を見たら、その「スリーS作戦」の大成功に、密かにほくそ笑みつつ、シメシメと満足する事だろう。要するに、現在の日本人は、スポーツやセックス、スキャンダル・・・に狂って、思考停止状態に陥り、動物化していると言っていい。


ところで、北朝鮮のミサイルと核実験騒動に、「アブナイ、アブナイ」と言うだけで、自分たちの「核武装論議」に無関心なのは、まさに、日本人が、「動物化」している証拠だろう。


さて、一方の当事者の一人、ロシアのプーチン大統領は、何を考えているのだろう。安倍首相は、プーチンと会談し、北朝鮮制裁を懇願したようだが、何かピントが外れていないか?


プーチン大統領北朝鮮めぐる「大規模な衝突」を警告
2017年9月1日 20:16 発信地:モスクワ/ロシア

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(2017年6月15日撮影、資料写真)。

【9月1日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は1日、朝鮮半島(Korean Peninsula)に迫る「大規模な衝突」を警告した。その上で、北朝鮮が日本上空を通過するミサイルを発射したことを受けて広がった危機を緩和するため、話し合いを呼び掛けた。
 プーチン氏は大統領府を通じて出した声明で、「この地域における問題は、全当事者が前提条件を設けることなく直接対話して初めて解決されるだろう」という見方を示した。
 北朝鮮は先月29日、中距離弾道ミサイルの火星12(Hwasong 12)を発射し、同ミサイルは日本上空を通過。これを受けてドナルド・トランプDonald Trump米大統領は「すべての選択肢」がテーブルの上にあると述べ、先制攻撃も辞さない構えを示していた。
 プーチン氏は、朝鮮半島が「大規模な衝突の瀬戸際」にあることを憂慮しており、全当事者に対しロシアと中国が立てた調停プランに加わるよう促した。
 プーチン氏の発言は、先月30日遅くにレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官と電話で会談したセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相の言葉とも重なる。ラブロフ外相は、「予測不可能な事態を招きかねない、いかなる軍事措置も自制する必要があると強調した」と話していた。

(続く)




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