山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』

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佐野眞一の『唐牛伝』を読む。〜〜〜(下へ続く。本文を読みたい人は、ここをクリック。)

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『唐牛伝』を読む。佐野眞一の『唐牛伝』を手に入れたので、さほど深い関心はなかったが、「西部邁」や「60年安保」「日米同盟」「戦後史」などとも深い関係があるということで読んでみた。

西部邁氏の遺作と同様に、この『唐牛伝』も、そこに描かれている「唐牛健太郎」という人物はそれなりに面白かったが、思想的にはつまらなかった。登場人物たちも、私から見ると「二流」の人物ばかりだし、作者・佐野真一の描き方も文体も、そして佐野眞一自体の思想も、深さが感じられず、つまらなかった。一言で言えば、同世代の人々が感じるだろう「ノスタルジー」しか感じられなかった。私は、読み物としての「全共闘もの」や「学生運動もの」「ベ平連もの」「山元義隆もの」などが、大嫌いなのだが、「唐牛伝」には、何かがありそうだなと思って買い求め、読んでみたのだが、筆者(佐野眞一)が馬鹿なのか、読み物としての「全共闘もの」と大して変わらなかった。佐野眞一が、冒頭で、自分の筆禍事件(パクリ、盗作事件?)と唐牛健太郎と同一視しているところに言いようのない不快感と怒りを感じた。さらに問題なのは、60年安保の「ブント」と、つい最近の戦争法案反対デモの「シールズ」を同一視、対置していることにも失望した。佐野眞一って、この程度のいい加減な物書きなのかと思わないわけにはいかなかった。これでは、スキャンダル探しの週刊誌の三流ライターでしかない。唐牛健太郎の最初の夫人が、取材拒否をするのも当然である。さて、私が、本書で、唯一感動したのは、「何故、彼は、何者かになることを拒否したのか」という、裏表紙に書かれた本書のテーマとも言うべき言葉だった。私は、この言葉に、深い感心を持ちつつ読んでいったが、「何故、彼は、何者かになることを拒否したのか」という問いに対する答えは見つからなかった。恐らく、佐野眞一には、この「何故、彼は、何者かになることを拒否したのか」というテーマを追究するだけの思想的力量が、根本的に不足、欠如しているのだろうと思った。青木昌彦(姫岡玲司)が経済学者になりノーベル賞有力候補になったとか、西部邁が東大教授になり、やがて一転して保守論壇のボスになったとか、誰某が・・・になった・・・という話が、頻繁に繰り返されるだけで、「みんあ凄いだろう」という俗物の羨望と嫉妬があるだけで、無惨としかいいようがない。唐牛健太郎の「何物にもなれなかった無惨な人生」は、青木雅彦や西部邁らの「俗物人生」をコケにするだけの爆発力を秘めている。西部邁青木昌彦らの「成り上がりの俗物人生」は、唐牛健太郎の無の人生の前では「陰画(裏町人生)」でしかない。「芸者=二号」の母の私生児として生まれ、酒呑みで、女たらしの唐牛健太郎は、外見も、石原裕次郎ばりのルックスと長身痩躯の一流の人物だった。島成郎が発掘した唐牛健太郎は、「唐牛伝」の主人公に相応しい一流の人物だったが、その周辺人物に過ぎない西部邁青木昌彦も島成郎も、私から見れば、二流三流のタダの俗物だったように見える。(続く)




( 続く)

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