稲村公望氏の新刊『 続 黒潮文明論』を読む。( 続く)

三週間近くの鹿児島薩摩半島=毒蛇山荘での山暮らしを経て、一昨日、こちらに戻りました。往復は、飛行機でしたが、これまで飛行機での往復には抵抗がありましたが、意外にも快適、安全、安心でした。料金も新幹線に比べて格段に安いです。


帰宅すると、稲村公望さんから、名著『 黒潮文明論』の続編、『続黒潮文明論 』がとどいていました。畏友=稲村公望氏の渾身の力作です。タブノキをめぐる旅の記録から郵政民営化告発論まで、読みどころ満載です。


本書の基本的テーマは、タイトルが示すように、『黒潮 』です。日本列島を、列島誕生以来、つまり日本列島の歴史が始まって以来、黒潮が襲い、黒潮という海流が、日本を包む混んでいるという前提から出発する。だから日本の文化の基層には、黒潮が運んできた黒潮文明があると。


たとえば、その象徴がタブノキであると、稲村氏は考える。黒潮の流に乗って日本列島の各地にたどり着いた我が日本民族の先祖たちは、その入植の記念に、海を見下ろす高台に、タブノキを植えたのだ、と。


実は私は、南九州、薩摩半島に生まれ、育ったにもかかわらず、稲村氏が言うところのタブノキを、具体的に知らない。クスノキがの事かと思ったが、タブノキは、似ているが、クスノキのことでもないらしい。タブノキ?


しかし、本書を読んでいると、『府馬の大楠 というタブノキ』( p125)という表現もあるところを見ると,『 大楠』とは、タブノキであるらしい。


稲村氏によると、『大楠 』とか、あるいは『 楠』とか『 樟』とかいう木や言葉や地名は、厳密に言うと、タブノキのことらしい。


私の通った南九州市の大丸小学校の校庭にも、大楠( クスノキ )がそびえているが、このクスノキも、ひょっとしたら、厳密に言うと、タブノキなのかも知れない。鹿児島県の県木もクスノキだったような気がするが。


稲村氏は、今、講演旅行で。スリランカに滞在中のようだから、帰国後に、タブノキクスノキについて、改めて、聴いてみたいと思う。


f:id:yamazakikotaro:20180808125302j:plain
f:id:yamazakikotaro:20180808124245j:plainf:id:yamazakikotaro:20180808124318j:plain