山崎行太郎(哲学者、文芸評論家)-Blog『毒蛇山荘日記』

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鹿児島県・旧勝目村の「 戦没者慰霊碑」について。( 続く)

先日、鹿児島県薩摩半島の山奥にある我が毒蛇山荘に三週間ほど滞在した。鹿児島の夏は、意外に涼しかった。毒蛇山荘で読書三昧の生活を過ごしたが、合間に、家の補修や庭木の手入れで、汗を流し、夜は近くの温泉へ。

そんなある日、母親の介護で、日立製作所を早期退社して帰郷し、今はすっかり田舎に定住している、隣に住む遠縁の佛淵学君に誘われて、郷土の歴史史蹟の探検に出た。勝目城、戦没者慰霊碑...。

すぐ近くにあり、いつも近辺を行き来しているのだが、今まで、その存在をまったく知らなかった。誰も教えてくれなかったからだ。戦後、みんな生きることに必死だったのだろう。

私の郷里は、今は、「 南九州市」と言うが、少し前までは、「 川辺町」だった。平成の大合併で、知覧町頴娃町と合併し「 川辺町 」から「 南九州市」に昇格したというわけだ 。その前、私が小学生だった頃は、「勝目村」だった。

今は、「村」という言い方は、極めて珍しいが、少なくとも私が生まれ、育ったところは、「勝目村」という「 村 」だった。「村長 」がおり、「村役場 」もあった。ちなみに、近くに「 村の鍛冶屋」もあった。

だから私は、同じように「村 」というころに生まれた歌人石川啄木の「渋民村 」に愛着を持つ。そう言えば、大江健三郎も、愛媛県の「 大瀬村」の出身だったような気がする。

ところで、8月も今頃になると、お盆で忙しいが、一方ではヒロシマナガサキに原爆被災者たちの追悼式や靖国神社戦没者追悼式典などが、華やかに開かれる。テレビや新聞が大きく報道する。私は、昔から、この種の追悼式典や慰霊祭が嫌いであった。安っぽいメロドラマだ、と思っていた。本当の死者はそこにはいない、と。

私は、旧勝目村にある小さな『戦没者慰霊碑 』を見て、感動した。本当の戦没者たちは、ここにいたのか、と思った。苔むした慰霊碑には故人の名前が、ビッシリと書き連ねている。

おそらく長い間、忘れられて、雑草に埋もれていたのではないか。二回の合併を経て、遺族にも地元の人たちにも、見捨てられて、放置されていたのではないか。

佛淵学君に教えられなければ、私は、この旧勝目村の戦死者のための立派な『戦没者慰霊碑 』の存在を、永遠に知らなかっただろう。

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(続く)

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