山崎行太郎(哲学者、文芸評論家)-Blog『毒蛇山荘日記』

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昨夜は、ポレポレ東中野という画館で、三上智恵と大矢英代の二人の女性映画監督が制作した『 沖縄スパイ戦史』という映画を観た。感動した。沖縄戦史については、それなりに知っているつもりだったが、陸軍中野学校卒の日本軍兵士が組織した護郷隊という少年スパイ兵士たちのことは、知らなかった。( 続く)

昨夜は、ポレポレ東中野という映画館で、三上智恵大矢英代の二人の女性映画監督が制作した『 沖縄スパイ戦史』という映画を観た。感動した。沖縄戦史については、それなりに知っているつもりだったが、陸軍中野学校卒の日本軍兵士が組織した「護郷隊」という裏の軍隊、少年スパイ兵士たちのことは、知らなかった。さらに、敗戦後の敗残兵や生き残った日本帝国軍人たちによる「民間人スパイ虐殺リスト」なるものの存在。『 ある神話の背景』で、大江健三郎の『 沖縄ノート』を批判した曽野綾子は、1週間か2週間の現地取材を根拠に、軍による「集団自決命令」はなかったと主張したが、1週間か2週間の取材で、現地住民が、余所者である曽野綾子に真相を語るだろうか?疑問だと私は、思っている。逆に、この映画『 沖縄スパイ戦史』の取材は、1週間か2週間の取材ではない。沖縄在住のジャーナリストによる長年の現地取材である。つまり、慰霊祭などに何年も参加し 、深い交流を重ねた挙句の現地取材である。長年の現地取材が正しいという保証はないが、少なくとも曽野綾子の現地取材とは説得力のレベルが違う、と思った。私は現地取材をやるつもりはないが、資料やテキストを読み込み、、もう少し、深く調査、分析、評価したいと思う。

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