山崎行太郎(哲学者、文芸評論家)-Blog『毒蛇山荘日記』

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(続16)「新潮45」を廃刊に追い込んだ「 LGBT騒動 」について。高橋源一郎は、「小川栄太郎批判」もそうだったように、朝日新聞論壇時評でも、肝心な根本問題を隠蔽し、そこから逃走し、仲間向けの自閉的、自慰的な政治漫談に終始している。 保守論壇の動向やその堕落等についてはほとんど触れていない。論壇は、左派論壇や左派市民運動にしかないらしい。( 続く)

(続16)「新潮45」を廃刊に追い込んだ「 LGBT騒動 」について。高橋源一郎は、「小川栄太郎批判」もそうだったように、朝日新聞論壇時評でも、肝心な根本問題を隠蔽し、そこから逃走し、仲間向けの自閉的、自慰的な政治漫談に終始している。 保守論壇の動向やその堕落等についてはほとんど触れていない。論壇は、左派論壇や左派市民運動にしかないらしい。 高橋源一郎朝日新聞論壇時評は、保守論壇の動向やその堕落等についてはほとんど触れていない。と思っていたら、『丘の上のバカ(ぼくらの民主主義なんだぜ2)』に、百田尚樹批判があった。安倍首相と百田尚樹の対談『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』などを、批判的に紹介し、揶揄したものだ。しかし、保守論壇の問題点や病巣に切り込んだものではない。しかも、この文章は、朝日新聞論壇時評の文章ではない。内田樹編集の『街上の憂国談義』用に書かれ、そこに掲載された文章である。要するに、高橋源一郎の目には、保守論壇や保守ジャーナリズム等、眼中にないらしい。もっぱらテレビや新聞、あるいは左派ジャーナリズム、左派アカデミズム等で売れっ子の木村草太や小熊英二・・・等しか眼中にないらしい。もっとも尊敬するのが鶴見俊輔だと言うから、仕方ないのだろう。確か、以前、どこかに、「 江藤淳になりたかった 」と告白していたが、嘘だったのか。いずれにしろ、論壇時評失格である。前回も書いたが、私は、保守論壇や保守ジャーナリズム等を批判してきたが、それは、保守論壇や保守ジャーナリズムの政治的言説が、現代日本の思想的な停滞や劣化を象徴していると判断しているからだ。高橋源一郎には問題外で、無視らしい。だから、国会前を埋め尽くしたとかいう「 安保法制批判デモ」を、シールズのデモを中心に美しく描き、美談ぽく歌い上げている。自作自演。自画自賛。まったく馬鹿馬鹿しい。「シールズ」や「法学者の会」がしゃしゃり出てきた時点で、安保法制批判運動は終わっていたのである。つまり、安保法制批判運動は、彼等の美しい、人畜無害な「 インチキ・デモ」に乗っ取られ、消滅したのである。高橋源一郎の教え子らしい「奥田某」は、その功績を売り物に一橋大学大学院に進学したらしいが、今は、何をしているんだろうね。高橋源一郎は、このデモに参加し、遠くから女子高生たちのデモ風景を観察していたと言うが、高橋源一郎の教え子らしい奥田某のような馬鹿学生が指導者ヅラをし、女子大生や女子高生がはしゃぎ回る安保法制批判デモが、安保法制成立とともに、自然消滅するのも当然だろう。彼等は、自覚しているかどうかはともかくとして、実質的には、安倍自民党の補完勢力に過ぎない。また安倍自民党が危機に陥ると、登場するはずである。ガス抜きの役割を担って。要するに、高橋源一郎朝日新聞論壇時評は、重大問題を隠蔽し、そこから逃走する「逃亡奴隷」の片肺時評でしかない。だから、高橋源一郎的インチキ文化人(作家 )を褒め称える左派文化人も左派デモ隊もダメなんだよ。ところで、武田砂鉄とかいう雑文ライターが、『 文学界』に雑文を連載しているが、そこで、「 LGBT騒動 」に触れて、つまり小川榮太郎を批判したつもりで、不思議なことを書いている。小川榮太郎が、「丸山眞男なら、 ナチスの蛮行と言うかも」とかなんとか書いたのを批判して、丸山眞男は 、そんなことは言っていないと思うと、武田砂鉄は書いている。ここのところ、何回読んでも意味不明だった。丸山眞男が、東大全共闘の蛮行を見て、「 ナチスでもこんな蛮行はしなかった」とか言ったのは、有名な話だろう。武田砂鉄は 、それを知った上でとぼけているのか。本当に知らなかったのか。しかも、これは正しい引用だと言って、馬鹿丁寧に丸山眞男の『 日本の思想』からクダラナイ文章を引用している。引用は正確に引用しようね、と。武田砂鉄クン、頭は大丈夫か。ということは、『文学界 』編集部員も知らなかった、ということ? ネットで調べてみたら、武田砂鉄って、元河出書房社員だって。同業者じゃないのかー。この話、私は、河出書房発行の文芸誌『文芸』に連載された吉本隆明の「 情況 」で、読んだように思う。いずれにしろ、『新潮 』も『 文学界』も、似たようなものだな。これじゃ、小川榮太郎批判どころではないんじゃないの。それとも、何か、高級なレトリックでも、ここには隠されているのかね?

( 続く)