文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

昨日は、政治学者=岩田温先生の新著『偽善者の見分け方』の「出版記念講演会」に出席。岩田先生の話は、最近の政治を語る論者が、しばしば、陥る政治漫談的な情勢論にとどまららず、私が「原理論」「存在論」と呼ぶような次元の話にも大胆に突入。ナチスの『普通の人びと』の犯罪論からハンナ・アーレントの政治哲学への批判、ソクラテス=プラトンの「正義論」、カール・シュミットの「敵=味方論」、親鸞の『歎異抄』の「悪人正機説」・・・など多岐に渡り、多くの政治哲学的な問題を学ぶことができた。「犯罪者や凶悪犯がいるのではない。普通の

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■昨日は(6・8)、政治学者=岩田温先生の新著『偽善者の見分け方』の「出版記念講演会」に出席。岩田先生の話は、政治漫談的な情勢論にとどまらず、私が「原理論」「存在論」と呼ぶような次元の話にも大胆に突入。ナチスの『普通の人びと』の犯罪論からハンナ・アーレントの政治哲学への批判、ソクラテス=プラトンの「正義論」、カール・シュミットの「敵=味方論」、親鸞の『歎異抄』の「悪人正機説」・・・など多岐に渡り、多くの政治哲学的な問題を学ぶことができた。「犯罪者や凶悪犯がいるのではない。普通の人々が、悪い政治体制下では、犯罪者や凶悪犯になるのだ」と。久しぶりに、激論のシャワーを浴び、目が醒めた。有意義な一日だった。

■ところで、九月【9月7日=土曜日】には、鹿児島で、岩田温先生を中心に、稲村公望先生、川原彰夫先生(鹿児島西南塾代表)、小生(山崎行太郎)も参加する【大講演会パート2】を、開催予定です。場所は、鹿児島中央駅前のキャンセ・ビルです。テーマは『学問とは何か。歴史学とは何か。』『西南戦争とは何だったのか』など・・・。学生は無料です。

■ガーデンパレスの近くにある「神田明神」は、名前は知っていましたが、何処にあるのか知りませんでした。昨日、初めて参拝しました。神田明神の向かい側にある「湯島聖堂」は、江戸時代の学問の中心地、昌平黌の跡地のようです。ということは、重野安繹も、ここに通って、学問に励んでいたということだろう。つまり、重野安繹が学んだ学問は、林羅山の系譜をひく徳川幕府公認の官学(朱子学)だったということだ。重野安繹は、明治維新を主導した薩摩藩の出でありながら、思想的、あるいは学問的系譜は、どちらかと言えば、幕府よりだったということだろう。重野安繹が革命家にもなれなかったし、政治家にも、そして学者にもなれなかったが、それは、そこに大きな理由があるのではないか。重野安繹の「西郷論」には、何者にもなれなかった「学校秀才」の「妬み」と「嫉妬」が感じられるが、そこに理由があるのではないか。

■写真は、講演する岩田先生と私(=山崎行太郎)です。岩田先生の講演前に、2、3分、スピーチさせてもらいました。『岩田温と私』。神田明神湯島聖堂近くの東京ガーデンパレスで。(2019=6=8)。

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