文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

『南洲伝』覚書(29)ー重野安繹と高島鞆之助 ■高島鞆之助という人物がいる。薩摩藩出身の軍人である。西南戦争では別働第1旅団司令長官を務めている。後に、陸軍大臣や枢密院顧問などを勤めている。要するに、東京残留組で、その後、立身出世した人物だ。しかしながら、私は、つい最近まで、その名前も経歴も全く知らなかった。■この人も、大久保利通から直接、聞いた「秘話」を、周辺に披露して、しきりに大久保擁護の発言を繰り返していたようだ。しかも、同じような秘話である。最近では、西村慎吾元衆議院議員が、高島鞆之助の証言を史

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『南洲伝』覚書(29)ー重野安繹と高島鞆之助

■高島鞆之助という人物がいる。薩摩藩出身の軍人である。西南戦争では別働第1旅団司令長官を務めている。後に、陸軍大臣や枢密院顧問などを勤めている。要するに、東京残留組で、その後、立身出世した人物だ。しかしながら、私は、つい最近まで、その名前も経歴も全く知らなかった。■この人も、大久保利通から直接、聞いた「秘話」を、周辺に披露して、しきりに大久保擁護の発言を繰り返していたようだ。しかも、同じような秘話である。最近では、西村慎吾衆議院議員が、高島鞆之助の証言を史料的根拠に、征韓論政争に見切りをつけて、西郷が帰郷する直前に、大久保利通邸を訪ね、別れの挨拶をしたという「秘話」を、自信満々に、ある雑誌に書いていた。今後も、この手の「受け売り」「孫引き」が、絶えないだろう。つまり、高島鞆之助も、重野安繹のと似たような役割を担っていたことが推察される。高島鞆之助とは、何者か。■



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