文芸評論家=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

N国党の立花孝志の選挙演説に遭遇。今日、大学の講義が早く終わったので、池袋の三省堂書店に立ち寄って、『西郷南洲遺訓 』を三冊ほど買い、その後、新刊書の立ち読みで時間をつぶした後、某居酒屋に行こうとしていたら、池袋駅西口で、「N国党」の立花孝志党首が、選挙演説をやっていた。何気なく聞いていると、なかなか面白い。

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今日、大学の講義が早く終わったので、池袋の三省堂書店に立ち寄って、『西郷南洲遺訓 』を三冊ほど買い、その後、新刊書の立ち読みで時間をつぶした後、某居酒屋に行こうとしていたら、池袋駅西口で、「N国党」の立花孝志党首が、選挙演説をやっていた。何気なく聞いていると、なかなか面白い。彼は「地頭」がいいと、「Youtube」に詳しい呑み友達の清水正・日大教授が言っていたが、そのとおりだ。聴衆を引き付けるテクニックと話術を持っている。言っていることも正論だ。筋が通っている。ホリエモンとタッグを組んだこと等について、「私には先が見えるんです!」と言っていたが 、話ぶりから、法螺話をしているとは思えなかった。私は、ちょうど、大学で、柄谷行人の『世界史の構造 』の中の「事前の思考」(マルクス)と「事後の思考」(ヘーゲル)の差異よいう話をしたばかりだった。立花孝志の思考は、明らかに「事前の思考」だと思った。文学や芸術には「事前の思考」が不可欠だと話したのだが、学生たちがどれぐらい理解出来たのだろうか。そんなことは、どうでもいい話だが・・・。最近の学生たちは、困ったことに、田舎の小学校のオバサンのような「真面目な馬鹿」(?)が少なくない。それでは困る。小林秀雄に倣って、「分かる人だけが分かればいいのだ」「見える人には見えるだろう」とでも言うしかない。だが、目の前に「事前の思考」をする張本人を見ると、やはり驚くしかない。私もまた、実は「事後の思考」をしていたのだ。何年か前から、駅頭等で、「NHKをぶっ壊す」と叫ぶ集団を見かけたるようになったが、私には、新興宗教の信者たちの運動のようにしか見えなかった。馬鹿な奴らだなー 、と。しかし、立花孝志とそのグループは、今日の「N国党」を見据えていたということだ。「私には先が見えるんです!」という立花孝志の言葉には、それなりの説得力がある。脱帽するしかない。すると、途中から、「北方領土は戦争で取り戻すしかないのでは?」という発言で、物議を醸した、あの「丸山穂高議員」まで登場。丸山穂高の応援演説も力強い。丸山議員は、テレビや新聞などで激しいバッシングを受け 、「維新の党」から追い出され、世間的には、辞職勧告まで受けた「落第議員」だったはずだが、「N国党」に入党し 、急に生き返ったらしい。「本音で喋る」・・・二人のパワフルな演説に、思わず聞き惚れてしまった。「れいわ新撰組」の山本太郎より、こっちの方が面白いのではないか。山本太郎の話には、経済の話など、同じ話の繰り返しで、「事後の思考」が多い。ところで、池袋駅前ではあるが、埼玉県参議院議員補選のための選挙演説だそうだ。