哲学者=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

(学生必読) ■私の文体論。・・・「わかりやすい文章」から「鋭い文章」へ・・・。「難解な、わかりにくい文章」へ。

(学生必読)
■私の文体論。・・・「わかりやすい文章」から「鋭い文章」へ、「難解な、わかりにくい文章」へ・・・。

最近の日本の書籍類の文書は、「わかりやすい文章」が多い。もちろん、 「わかりやすい」ことは、文章を書く上で必要なことであり、重要なことなのだが、それだけでは物足りない。
特に、文学や芸術における文章や表現においては、「わかりやすい文章」は、大きな足枷になり、思考力の減退につながることが多い。ニーチェが「科学で滅びないために芸術が必要だ・・・」と言っているが、ここで、ニーチェが言っている意味について考えてみたい。ニーチェの言う「科学」は、合理的、実証的、経験的、反復可能な、つまり究極的には、「誰にもわかる知の体系」、「わかりやすい学問」という意味だ。
それに対して「芸術」とは何か。「わかりにくい」「難解な」「反復不可能」なもののことだ。それは、誰にでもわかるほど、わかりやすいものではない。そううものなしには、人間は、生き延びることは出来ない。それを、ニーチェは「芸術」と呼ぶ。
我々、人間の思考力には限界がない。思考力は、理解できる範囲にとどまっていることは出来ない。理解の限界を突破して、その先へ行こうとする。そこに「芸術」は存在する。「芸術」や「文学」は、難解であってもいいし、理解されなくてもいい。いや、むしろ、「わかりやすさ」を拒絶するところに、「芸術」や「文学」の存在意義がある。文体論に戻る。

最近の日本の書籍類の文書の「わかりやすい文章」を読んでいると、確実に
日本人の思考力が落ちていることがわかる。読む前から、読む必要のない、読むに値しない書籍類が氾濫している。読者も、未知への知的刺激を求めて読むのではなく 、自己満足を求めて読む人が 多いように見える。頭を鍛える、思考力を鍛えるために読むのではない。そういう「わかりやすい文章」を書く人も、平凡、凡庸 、常識的な思考力しか持ち合わせていない場合が少なくない。
「わかりやすい文章」も必要だが、「わかりやすい文章」を拒絶して、「難解な、わかりにくい文章」を書く努力も必要だ。「難解な、わかりにくい文章」書くためには、「難解な、わかりにくい文章」を読む必要がある。「難解な、わかりにくい文章」を、わかろうとわかるまいと、読み続けているうちに、いつか「わかる」時が来る。その時が来たら書き始めるのだ。
「難解な、わかりにくい文章」を書くためには 、強靭な思考力が必要だ。未知の荒野を彷徨うことの出来る「強靭な思考力」が。「強靭な思考力」と「難解な、わかりにくい文章」を書く能力とは、表裏一体であり、二つに分けることは出来ない。



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