哲学者=山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』

文芸評論家。哲学者。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学教員を経て現職。著書=『小林秀雄とベルグソン』『小説三島由紀夫事件』『保守論壇亡国論』『ネット右翼亡国論 』『曽野綾子大批判 』『エセ保守が日本を滅ぼす 』『最高裁の罠 』など。『マルクスとエンゲルス』を「月刊日本」に連載中。近刊予定に『小説・南洲伝』『 小林秀雄とマルクス』『毒蛇山荘日記(1 ) 』など。

■竹中平蔵研究(12)・・・本間正明と竹中平蔵。 ●「持続化給付金」パソナ・スキャンダルで、またまた、その政商的悪事が注目されている「パソナ会長」の竹中平蔵だが、この竹中平蔵という人物、なかなか複雑な、怪しい人物で、とらえどころのない人物のようである

竹中平蔵研究(12)・・・本間正明竹中平蔵

●「持続化給付金」パソナ・スキャンダルで、またまた、その政商的悪事が注目されている「パソナ会長」の竹中平蔵だが、この竹中平蔵という人物、なかなか複雑な、怪しい人物で、とらえどころのない人物のようである。明らかに、表の顔は人材派遣業社・パソナ会長なのだが、マスコミやジャーナリズムでの表の顔は、人材派遣業社・パソナ会長ではなく 、「経済学者=大学教授」のようである。大阪大学を皮切りに、慶應義塾大学、そして今は、東洋大学で経済学専攻の教授・・・。この男は、大阪大学で、手に入れた「経済学者=大学教授」という肩書きを、決して手放さない。
●この男の政商的悪事の原点は、ここにある。様々な政府の諮問会議などに、「経済学者=大学教授」という肩書きで潜り込み、しかも裏では、人材派遣業社「パソナ会長」の経済力をチラつかせなら、様々な政府の諮問会議の議論の主導権を握り、日本国家の重要政策の決定に、強引に、影響力を行使している模様だ。そこで、今日は、竹中平蔵を、「経済学者=大学教授」に仕立てあげた人物・本間正明について、調べてみた。本間正明という人物、竹中平蔵に負けず劣らずの怪しい人物である。
●「森ビル」のHPに、次のような記事が掲載されている。本間正明竹中平蔵の名前が、並んで登場する。本間正明竹中平蔵だけではない。本間正明竹中平蔵の周辺にたむろする怪しい人物たちが、揃って登場している。少し、古い情報だが、この人名リストを見ていると、なかなか感慨深い。

〓〓〓〓以下引用〓〓〓〓

ニュースリリース

2008-12-19
森ビル株式会社

「大混迷2009年の政治経済 ~"竹中チーム"始動~ at アカデミーヒルズ」開催
森ビル株式会社が運営する社会人向け教育機関アカデミーヒルズ」(六本木ヒルズ森タワー49階、理事長 竹中平蔵)は、2009年1月5日(月)、経済政策専門家ネットワーク「チーム・ポリシーウォッチ」との共催で、「大混迷2009年の政治経済 ~“竹中チーム”始動~ at アカデミーヒルズ」を開催します。

2008年は、政治も経済も大混迷を極めました。竹中平蔵率いるチーム・ポリシーウォッチのメンバーとゲストを交え、2009年日本の進むべきに方向と施策について議論をいたします。
テーマは2009年の経済はどうなるか。総選挙はいつ頃になるのか。選挙後の政治はどうなるのか。どのような政策が必要か、など。2008年に引き続き、政治のリーダーシップを問う、新年特別企画です。


日 時:2009年1月5日(月)16:00~18:00 ※終了時間は延長の可能性があります
場 所:アカデミーヒルズ六本木ヒルズ森タワー49階)
登壇者:チーム・ポリシーウォッチ(50音順)
     加藤 寛 嘉悦大学学長
     岸 博幸(司会) 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
     木村 剛 株式会社フィナンシャル代表取締役社長
     竹中平蔵 アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学教授
     冨山和彦 株式会社経営共創基盤代表取締役社長
     野村修也 中央大学法科大学院教授
     ロバート・フェルドマン モルガン・スタンレー証券 経済調査部長
     松原 聡 東洋大学経済学部教授
特別ゲスト:高橋洋一 東洋大学経済学部総合政策学科教授
      本間正明 近畿大学世界経済研究所所長・教授
聴講者:一般公募者500名
主 催:ポリシー・ウォッチ・ジャパン / アカデミーヒルズ

【チーム・ポリシーウォッチについて http://www.policywatch.jp
チーム・ポリシーウォッチは、既得権益とは無縁な経済政策に関する第一線の専門家集団。官僚主導の現在の経済政策に対し問題提起をしていきます。

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ここに、「アカデミーヒルズ」とか、「ポリシーウオッチ」とかいう竹中平蔵関連の怪しすぎる団体名とともに、「竹中平蔵人脈」とも言うべき人物たちの顔が並んでいる。そして「森ビル」の説明を読んで行くと、これらの団体や人名の中心に「竹中平蔵センセイ」がいることが分かる。森ビルが主催する「アカデミーヒルズ」の理事長が竹中平蔵・・・。なるほど。

〓〓〓〓以下引用〓〓〓〓

「大混迷2009年の政治経済 ~"竹中チーム"始動~ at アカデミーヒルズ」開催
森ビル株式会社が運営する社会人向け教育機関アカデミーヒルズ」(六本木ヒルズ森タワー49階、理事長 竹中平蔵)は、2009年1月5日(月)、経済政策専門家ネットワーク「チーム・ポリシーウォッチ」との共催で、「大混迷2009年の政治経済 ~“竹中チーム”始動~ at アカデミーヒルズ」を開催します。
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〓〓〓〓引用終了〓〓〓〓

自ら、「チーム竹中」と名乗り、政財界に睨みをきかせているつもりのようだ。なるほど、「六本木ヒルズ」の森ビルがバックにつき、六本木ヒルズの49階を拠点にしているとすれば、物欲し気な、賎しい最近の政財界人とその予備軍は、羨望の眼差しとともに、一目置くことだろう。しかし、この人脈リストに登場していない重要人物が、一人いるらしい。その人の名は、長富祐一郎。この人物こそ、竹中平蔵本間正明大阪大学教授に結びつけ、さらに加藤寬・慶應義塾大学教授に結びつけた人物らしい。
さて、余談だが、竹中平蔵Twitterで反論していた「週刊新潮」を、朝の散歩のついでに、近くのコンビニで立ち読みしてきた。「持続化給付金パソナ・スキャンダル」を特集しているのだが、なかなか読み応えのある特集記事になっている。竹中平蔵が、焦燥感を露わにして、「それでも僕はやっていない」(笑)と、あわてて反論したのが、頷ける。詳しくは「新潮」ではなく、「週刊新潮」最新号をお読みください。